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Welcome to my blog! 映画とか本とかの感想を記録してみました          好みが片寄ってることをあらかじめご了承願います


by hat66840

歌舞伎:毛抜 一幕 小野春道館の場

初歌舞伎だったんですが、すごくよかった、面白かったです☆

上手く『社会人のための歌舞伎鑑賞教室』のチケットがとれたので
舞台とか、小道具とか、みえの切り方!とかの説明を聞けてですね

観客の大学生が舞台にあがって、実際に小道具を動かしたり
みえを切る練習をしたりするのも面白かったし

なんといっても、説明をしてくれた坂東亀三郎さんが、声も立姿も
カッコよくって☆ホレボレしてしまいました。

そして肝心の歌舞伎の方は、初めてなので好き嫌いも言えないのですが

この『毛抜』って私たちも使ってるアレなのですが、舞台となる平安時代では
小洒落た人が持ち歩くエチケットアイテムだったらしいのです。
(今ならば、油とりがみを持ち歩く男の人みたいなイメージでしょうか・・・)

それを、当時珍品だったらしい磁石と組み合わせて、それらが鍵となる
お家騒動を、ヒーローの粂寺弾正(中村信二郎)が解決するというお話で

お笑い系らしく、弾正の衣装・しゃべりがすでにお茶目な感じで

ヒーローなのに、訪問先で主人を待つ間に、接待役にきた美少年の侍や
お茶を運ぶ腰元(女中さんみたいな?)にしなだれかかっては振り払われて
いちいち反省して、愛嬌たっぷりに観客席に向かってあやまってくれて

腰元が弾正を振り払うときに『ビ、ビ、ビ、ビ、ビ~』って、叫んだときには
その響きの可笑しさに笑わされて
(本当は町人の女のコの流行り言葉で、姫様に仕えるような上品な
 腰元が使うのは可笑しい、という笑いらしい・・・)

役者さんの見た目が役柄どおりなのも、楽しかった☆
(わるい人は派手な衣装で浅黒い感じ、忠臣は上品な衣装で色白な感じとか
 お姫様は真っ赤な着物で、女の人はピンクの着物or帯がリボン風とか)

あと、セリフをしゃべっている人以外が人形みたいに固まってるのに驚きました!
(だから、自然にしゃべっている人に目がフォーカスされちゃうという・・・)
   
初めてなので、ものめずらしくて面白かったのですが、もっと歌舞伎が
見てみたいって思いました。
(7月も『社会人の~』が見たかったなぁ×× チケットがとれなくて残念~)

満喫度:¥4,200/¥4,200  (満喫できた金額/チケット+音声ガイド代)
by hat66840 | 2005-06-22 01:14 | その他